もくじ
管理人yutakaです。
大学を卒業し、企業に就職しサラリーマンとなった。
順風満帆に思えた人生も、終身雇用の崩壊、副業解禁、働き方改革など、日本の経済状況とリンクしてサラリーマンを続けづらくなってきた。
そんな時、そういえば子供の頃、学校の先生に憧れたことがあったなと思い出す。
脱サラして塾の講師に転職できるものかと悩む日々。
私は脱サラして、アルバイトをしながらアフィリエイトで生計を立てるべく準備にまい進中です。
アフィリエイトの塾に入塾した経験などは下記記事をご覧ください。
求人サイトで塾講師の募集を検索してみる。
塾講師の募集案件がずらっと並ぶが、大手の塾で多いのが目につく。
大手の塾で思い出すのはなんとなく「林修」先生のこと。
「じゃあいつやるの?今でしょ!」で有名になりましたが、あのCMを見ていると出てくる先生方はみんな芸能人に見えてくる。
自分はあんなにうまくしゃべれないし、経験も無いし塾の講師になる資格はあるのだろうか?
この記事では、脱サラして塾の講師になることについて、学習塾を開業した友人S君の話を元にまとめてみたいと思います。
私はこのブログを通じて、50代になってサラリーマンを続ける意味や、脱サラする勇気、転職した経験などを紹介しています。
脱サラについての私の意見は下記記事も参考にしてください。
脱サラして塾の経営を始めた友人S君は、ブランド品のリサイクルショップの店員からの転身でした。
けっして林修先生のように流暢にしゃべれるタイプではありません。
そんなS君は、未経験でのスタートでしたが、そこそこの実績が出せているのでS君の体験談は参考になると思います。
脱サラして塾の講師に転職する悩み
朝になると仕事に向かう。
会いたくない上司とミーティングを重ねる。
土日だけが本当の自分を生きている感じがする。
サラリーマンを続けたくないと悩み続け、求人サイトに目をやり、見つけた「塾講師」の文言。
未経験大歓迎の情報があったので、思い切って応募しようか頭をよぎる。
塾の講師に求められる人物像
小中学生を対象とした塾を開業した私の友人S君によると、子供を教えているので、学力向上が一番の目的。
最終的には高校受験に受かることが講師としての必須の仕事。
しかし、現実は、親御さんとのコミュニケーション能力というか、家庭の事情にまで入り込んでいきそうな仕事だという事。
お母さんが夕食を作ってくれないとか、お父さんが遊んでくれないなんて序の口。
離婚の問題や、給食費が払えないなど、聞いてしまうと辛くなる話が多いとの事。
子供たちは悪気は無いので、何でも教えてくれるそうです。
林修先生の学校は東進ハイスクールですが、S君のやっている塾は地元の小さな学習塾。
前年度の受験合格の実績も大事だけれど、地域の口コミが一番大事。
子供たちが、楽しく通ってくれる環境つくり、先生に会いに行きたくなる雰囲気があるか無いかが一番重要。
S君は、ブランド品を売りに来るマダムたちの相手をするより、子供たちに囲まれて日々を送ることに向いていると話している。
塾講師未経験はハンディになるか
S君は学校の先生の経験はもちろん無いし、家庭教師などの講師もしたことが無いし、子供も居ない。
そんな彼が、日々楽しみながら塾の講師として学習塾を経営している。
S君はe-ラーニングによる教育サービスを提供している会社のサービスを受けている。
フランチャイズではない形式での、学習塾開業サポートの会社で、利用者の93%が未経験からの出発だそうです。
考えてみれば、どんな職業でも、始めはみんな未経験・初心者からのスタート。
塾の講師となると、工場での仕分けなど、誰でもすぐに出来る仕事ではなく、人の教育に関わる仕事なので緊張感が違います。
私が少し前に経験した介護関連の仕事は人手不足が深刻でした。
ハローワークのデータでは、介護職に加え、交通誘導・警備や大工さんなどの土木仕事やタクシー運転手も人手不足だそうです。
私のおじさんは一人親方の大工さんですが、先日、納期が間に合わないので徹夜が続き、居眠り運転で事故を起こし廃車にしてしまいました。
ブラック企業が多いのに人手が足りないとなにか矛盾を感じますが、塾の講師に経験は関係なく、むしろ人生経験なんかが大事になってくるようです。
これだけ塾の講師の求人があるということは、やはり塾も人で不足なのですね。
実際の収入面での理想と現実
転職して塾の講師になるにしても、学習塾を開業して経営者になるにしても最初からうまくいくとはかぎらない。
大手企業のサラリーマンだった場合には、年収は半減するかも知れない。
だけど、時間と体力を消耗するだけの毎日で果たして人生満足と言えるかどうか。
人生の重要事項を考え直してみる必要がありそうですね。
満足のいく収入は塾講師で見込めるのか
私の友人S君は、最初の一年は本人の手取りは、ほぼ無給でタダ働きだったようです。
そもそも開業するときに3年は大丈夫なように準備していたそうですが、それにしても勇気があるなと思いました。
あるサイトで、年収1000万のサラリーマンが塾講師に転職して年収が480万になった記事を見つけました。
収入の金額面だけ見ると、大変だなと感じますが、アルバイトの私の立場からすると480万でも十分です。
学習塾の講師募集の案件を見ると、時給は2,000円前後が多いですね。
但し、週5日、毎日8時間勤務と言うわけにはいかない様ですが、それでも時給が高い分、他のアルバイトよりは割がいいといえますね。
仕事のやりがいは収入に比例するか?
仕事のやりがいとは一体なんだろう?と、ふと考えることがある。
私は収入だけを求めて、営業会社に転職したことがある。
いわゆる、イケイケの体育会系というのでしょうか、「今日、何本契約取れました!」と、夜に報告しあう雰囲気。
棒グラフが壁に張り出され、成績が悪いと何も言えない。
自分が存在すらしていないような扱いで、頑張っても空回りで疲弊する毎日。
収入を得るためとはいえ、この仕事でいいのだろうかと転職を余儀なくされる。
塾の講師という仕事は、生徒の人生に関わるというと大袈裟かも知れないが、収入のでは計れない意味を感じる。
人の為になっているとの実感は、今のインターネットショップのアルバイトでは感じない。
ネットショップでの顧客対応は10年前とはだいぶ変わってきている。
人間味が薄れてきた感じがする。
そういった意味では、塾の講師という職業は人間味が本領を発揮する人対人の仕事。
S君は、「さすがに受験のシーズンだけは、胃が痛いし良く眠れない日が続く」と話しています。
でも、生徒からの「受かりました!」の一言が全ての報いで、やりがいを実感できる一瞬との事。
売り上げだけではない、達成感を味わえるやりがいのある仕事といえるのではないでしょうか?
お金は後からついてくる覚悟でS君は挑んでいるのだと思います。
脱サラして塾の講師に転職する悩み|おわりに
転職サイトを眺めて、塾の講師に目が留まり、良さそうだなと思い関心が深まるが実態はどうかと悩みは尽きない。
脱サラや転職に正解は無く、信じていた会社にしがみついていてもいつ振り落とされるか分からないのが現実。
いずれにしても、何かをして収入を得るしか生きていく方法が無い。
消費税が上がったからとか、会社の経営方針がどうのこうのとか言い訳はもう通用しない年齢になってしまった。
ただ、私達にはインターネットがある。
私の父親は、リアルで起業するか、サラリーマンしか選択肢が無かったといっている。
時代の流れが速いと思う部分もあるが、しっかり着いていって、後悔の無い人生にしたいものですね。
最後までご覧頂き有難うございます。
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