塾講師の正社員が激務なのは本当?就職しなくて良かったと思うこと

脱サラ

管理人yutakaです。

私は転職が多くて、一つの会社で一番長く続いた仕事は4年間のネット通販の会社だった。

今は、もうサラリーマンには戻るつもりも無く、アルバイトをしながらアフィリエイトで生活できるよう奮闘中です。

数ある転職経験の中で、塾の講師に応募したこともある。

私は、中学生の頃には将来の職業は学校がいいなと憧れていた時期があったので、もしかしたらいいかもと軽い気持ちだった。

結果は不採用。

しかし、学校の先生になった友人の話や、学習塾を経営しているS君の話をよくよく聞くと塾の講師にはならなくて良かったと思っている。

私の正社員経験の中には、ブラック企業まっしぐらのホテルや、過労死寸前までこき使われたイベント業界などがある。

学習塾も正社員ともなると甘い職業では無いなとつくづく思います。

私は、誰かに使われて仕事をするというのは性分として合っていないようなので、脱サラして独立してやっていきたいと考えている。

脱サラについての悩みは下記記事も参考にしてください。

脱サラしようか悩む時|50歳からの挑戦でわかった事

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脱サラには勇気が必要?50代からの挑戦

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学習塾の先生という職業も、正社員という道もあれば独立・開業という選択肢もあるだろう。

働く人の考え方になるのだろうが、正社員と言う言葉に憧れはもはや無い。

この記事では、塾講師の正社員が激務になりがちな点を、学校の先生の友人と学習塾を開業したS君の話をまとめておきたいと思います。

S君については下記記事もご参照ください。

脱サラして塾の講師に転職する悩み|収入よりやりがいの現実

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塾講師の正社員が激務なのは本当?

塾講師の正社員が激務なのは本当?

労働基準法で定められた法定労働時間は、一日8時間、週40時間。

ある飲食店の社長が極端な事を言っていたが、労働基準法を守っていたら会社をやっていけないよ!と。

残業禁止で業績が上がった会社があると聞いたことがある。

労働時間と業績は比例しないのではないだろうか?

塾講師は休みが少なすぎて過労死寸前

塾講師の正社員が全てそうだとは言い切れませんが、完全に休めるのは週に1日がよいところでしょう。

学校の先生のように部活があるわけではないですが、塾講師の場合、本来休みである日曜日に保護者会や特別ゼミがあったりして。

塾講師は長期休暇も取りづらい仕事では無いでしょうか?

S君は、ゴールデンウィークは3日、お盆休みは4日、年末年始は2~3日と言ってました。

特に年末年始は、受験シーズン真っ最中なので、休んだ気がしないとの事。

昨今はシルバーウィークなんていうのも出来て、国も長期休暇を多くして旅行などで景気に良い影響を与えたいようですが、塾の講師には無縁でしょうね。

塾講師は授業以外の業務が意外と多い

学校の先生の友人ですら、休みの日にテストの答案の採点をやっていました。

その時間を加算すると一体何時間労働なのかと思わせるほど。

授業以外の仕事で時間がかかるものとしては、募集用のチラシつくりや、どうしたらひとりひとりの生徒が成績が上がるか思索するとか。

授業時間を充実したものにする為には、準備に時間が掛かるし、親御さんい安心していただく為にコミュニケーションが欠かせなかったり。

そういえば私が、中学生のとき、学校の入り口で塾のチラシを配っているのを思いだしました。

子供ながらに、大変だな~と思っていましたが、あれもチラシ配りのアルバイトを雇って貰えるような塾なら免れるのだろうがS君は良くやっていました。

生活リズムが家族や友達と合わない苦労

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学校の先生は授業が昼間なので、割と人間らしい生活リズムを送れるかもしれないが、塾の講師はそうはいかないですね。

お昼以降に出社だからいいね、なんて軽々しく口にしようもんなら、家に帰るのは1:00過ぎてるんだぞ!て怒られました。

塾講師はサービス残業が当たり前の世界

生徒さんや保護者方々への対応は真剣に、それこそ時計なんか気にしている暇は無いと思います。

その結果、勤務時間を超過することは仕方の無いこと。

せっかくやる気を出して勉強に励む生徒が質問に来たのに、時間だから帰らなきゃなんて言えませんよね。

定時を過ぎていたからとなんて言った事が保護者の方にわかったら塾の評判は下がる一方なので、無下に追い返すことはできないでしょう。

例えば、生徒さんの進路に対して真剣に悩んでいる保護者の方から電話が来たときはどうでしょう。

勤務時間外だからといって早々に話しを切り詰めて切ってしまいたいなんていうのもNG。

こういったことを苦痛と考えるか、ひとつひとつにやりがいを感じるかで塾の講師という仕事への向き合い方が変わるのでしょう。

傍から見れば激務だけど、塾の講師という仕事に対する考え方の分かれ道になるのでは。

塾講師の正社員の大事な仕事は営業

どんな商売であれ、集客なくして成り立つ商売はありません。

塾も同じで、生徒が集まらない塾は生き残れないので潰れてしまいます。

塾の生き残りの戦略については下記記事に詳しく書いてありますので、参考にしてください。

学習塾の廃業率はどれくらい?生き残る為の戦略

学習塾の廃業率はどれくらい?生き残る為の戦略

塾の生徒争奪戦も簡単では無いでしょう。

では、塾の生徒集めは誰がやるのか?

大手の塾であればあるほど、講師の正社員がその責務を担っているといっても過言ではないでしょうね。

テレビのコマーシャルや新聞の折込など、本部からの手助けはあると思いますが、それは営業をやりやすくする為の援護射撃のようなもの。

そういえば、家庭教師を斡旋する営業のバイトの経験を思い出したので、紹介しておきます。

テレアポの方が、家庭教師に興味がありそうな受験生のお宅に電話をかけてアポイントを取ってくれます。

私は、事前にレクチャーを受けた内容の2時間くらいのプレゼンを、そのお宅で繰り広げます。

結局、家庭教師はおまけのようなもので、最終的には高額な教材を売りつけるという営業の仕事でした。

高額な教材を契約すると、会員になれて、生徒さんにあった家庭教師が見つかるまで何度でも先生を変えられるというサービス。

これは、生徒さんの学習意欲をかきたてて、「これから頑張るぞ!」ってやる気にさせて親御さんの満足感を高めるもの。

こういったテクニックが塾の講師にも、正社員となれば必要となってくるのでは。

生徒さんから頂く月謝でお給料を頂くとなると、まずは生徒さん集めなので。

塾の講師の正社員が激務なのは想像がつきます。

その激務が、やりがいと思える方に適した職業なのでは無いでしょうか?

最後までご覧頂き有難うございます。

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